パーキンソン病で障害基礎年金1級が決定、約120万円決定した事例
相談者:女性(40代)
傷病名:パーキンソン病
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金1級
年金額:約120万円
〇相談時の状況
ご本人よりメールでお問合せをいただきました。
仕事をしているものの、症状が辛くそろそろ限界を感じているけれども収入が無くなるのは困ると思っていたところ、お姉様から障害年金のことを教えてもらい問い合わせをしてみたとのことでした。
すぐにお会いして面談を希望されていましたが、何よりご本人の調子が悪くなかなかお会いすることが出来ませんでした。
初回相談から数ケ月経ってからようやく面談の運びとなり、最寄り駅の喫茶店でお待ち合わせをしました。
〇相談から請求までのサポート
お会いしてお話を詳しく聞いてみると、症状はかなり悪いことが分かりました。
朝目覚めると痛みが襲い、動けるようになるまでしばらく時間がかかることや薬無しでは外出は困難な状況で、何より日常生活にも相当困難を生じているとのことでした。
初診はおよそ10年前で、ゆっくりと症状は進行していったそうです。
その症状から1級に該当するかもしれないと判断しました。
時折涙を流しながらお話をする姿に、何とか力になりたいと思いました。
ご本人は当初リウマチかと思い、総合病院のリウマチ科を受診されていました。
そこで担当医に同病院内の神経内科を受診するよう言われ、神経内科でパーキンソン病であると診断されたということでした。
初診日は「病名が確定した日」だと思われている方が多いのですが、障害年金の考え方では「症状が現れてから初めて受診した日」となるのです。
つまり、この方の場合はリウマチ科を受診した日が初診日になるのです。
残念ながらリウマチ科ではカルテは廃棄されていましたが、神経内科受診の際に紹介状を作成してもらっていたたため、その紹介状から初診日を特定することが出来ました。
診断書の記載も、その方の症状がよく表れた診断書を作成していただくことが出来ました。
〇結果
障害基礎年金1級が決定しました。
申請から2ケ月かからずに決定となり、ご本人もとても驚いていました。
障害年金が受給出来ることになり、とても安心された様子で何度もお礼の言葉をいただき心のこもったプレゼントまで頂戴し、恐縮しきりでした。
障害年金を受給する権利のある方は、当然申請すべきものです。生活への不安を拭うという視点からも精神的な安心に繋がるものだと思っています。
もし、お悩みをお持ちの方は是非専門家へご相談下さい。