後天性免疫不全症候群で障害厚生年金2級が決定、年間130万円受給決定し、約220万円遡及された事例
相談者:男性(30代)在職中
傷病名:統合失調症
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金2級
年金額:約130万円
〇相談時の状況
自分の病名でも障害年金が受給出来るのかというお問合せをいただきました。
障害年金は病名ではなく、その病気によって日常生活や就労状況にどの程度支障が出ているかで受給の可否が決定することを説明し、後日面談の運びとなりました。
〇相談から請求までのサポート
当初は発熱や体のだるさを感じ、風邪だと思っていたそうです。風邪にしては長引くため近医を受診したけれど、病名は分からずいくつかの病院を受診したとのことでした。
検査の結果、後天性免疫不全症候群と診断され10年程前に感染していたことが分かったそうです。
発症当時から現在までの日常生活や就労状況を詳しくヒアリングしました。
薬の副作用により非常に疲れやすく、階段を登ることがとても辛く、登り切った後はマラソンをしたかのような汗が噴き出て、子ども達と5分も遊ぶと息が上がって動けなくなり、職場では周囲の理解を得て、何とか就労出来ているという状態でした。
障害厚生年金2級に該当する可能性があると判断し、すぐに申請を進めることになりました。
主治医に診断書を依頼するにあたり、診断書を書き慣れていないことをあらかじめ伺っておりましたので、診断書の記載をスムーズにしていただけるようご本人や医師に向けた資料を作成し添付しました。
〇結果
無事に障害厚生年金2級が決定しました。
遡及請求も認められ驚かれていましたが、仕事にもかなり制限があり今後の生活に不安を感じておられましたので、とても安心した様子でした。
障害年金は病名ではなく、その病気によって日常生活や就労状況にどの程度支障が出ているかで受給の可否が決定します。ご不明な点があれば、是非ご相談ください。