乳がんで障害厚生年金3級、年間約70万円受給決定した事例
相談者:女性(50代)
傷病名:乳がん
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級
年金額:約70万円
〇相談時の状況
奥様の件でご主人よりお問い合わせをいただきました。
当ホームページをご覧いただき、癌でも障害年金が受給出来ると知りお問合せをいただきました。
10年程前に乳がんを患い、一度は完治したものの2年前に再発したという内容でした。
自分で色々と調べてみたものの、分からない点が多く自分で申請するのは困難だということで面談の運びとなりました。
〇相談から請求までのサポート
ご主人に付き添われ奥様も事務所にお越しいただき、日常生活の状況等についてお伺いすることが出来ました。
10年前に会社の健康診断で指摘され再検査した際には良性だったにも関わらず、その二年後悪性となり左胸全摘手術を受けたとのお話でした。
一度は完治し仕事にも復帰しバリバリ働いていた最中に再発。その後、体調不良のために退職されたそうです。
現在は、定期的に抗がん剤治療を受け、簡単な日常生活は自力でも出来るけれど、疲れやすく体の痛みがあるため家族の協力がなければ難しいとのお話でした。
この時点で、障害厚生年金3級に該当する可能性があると判断しました。
ご主人は、初診日がどこになるのか分からないことに不安を感じており、健康診断を受けた日なのか、若しくは健康診断後に精査をした日なのか、若しくは再発後に受診した日になるのかを気にされていました。
障害年金上の初診日の考え方をしっかりご説明し、「精査を受けた病院」が初診になると納得いただき、正式にご依頼をいただきました。
〇結果
無事に障害厚生年金3級が決定しました。
お電話でのお問合せの際、「癌も障害年金の対象になるの?」と質問を受けることがよくあります。答えは「YES」です。
傷病名ではなく、「その傷病によって日常生活にどれくらい支障が出ているのか」という点がとても重要です。もしかしたら自分もと思われた方は、専門家へ是非ご相談ください。